不発弾8千万個 消えない恐怖
1投稿者:引き手  投稿日:2015年12月08日(火) 08時02分25秒
不発弾8千万個 消えない恐怖

丘が連なるラオスのジャーナル平原は、
巨大なゴルフコースのようにも見える。
あちこちに開(あ:[引き手])いたバンカー(=くぼみ:[引き手])は、
([引き手]:かつて米軍によって)この地に投下されたおびただしい数の爆弾の爆発によってえぐられた穴だ。

熱帯のラオスでは気温が20度を下回ると、
([引き手]:人人は)たき火で暖をとる。
これは、
「死の季節」の到来を意味する。
ある年の大みそか(に:[引き手])、
若者3人(みたり:[引き手])がキャンプに出かけた(=出掛けた:[引き手])。
夜は冷え込んだので、たき火をしたところ、
地中の不発弾が爆発して1人が即死(し:[引き手])、
([引き手]:その上)1人が重傷を負った。
2投稿者:引き手  投稿日:2015年12月08日(火) 08時02分47秒
ベトナム戦争中の1964年から73年まで、
米軍はベトナムの隣国(であるところの:[引き手])ラオスにすさまじい量の爆弾を投下した。
小さなボール状の爆弾が数百個詰まった「クラスター爆弾」を多用した。
([引き手]:米軍によって用いられた)ボール爆弾の総数は2億7000万個(である:[引き手])。400万個の大型爆弾も([引き手]:米軍によって)使われた。
当時、
ラオスの人口は約200万人(だった:[引き手])。
国民(くにたみ:[引き手])1人につき約1トンの爆弾が([引き手]:米軍によって)投下された計算になるという。
推定8000万個(やちよろづ:[引き手])のボール爆弾が不発弾として現在もラオスを脅かす。
大型爆弾の一部も(また、:[引き手])
([引き手]:今だに)不発弾として残っている。

2014年、
米国の連邦議会は不発弾の撤去に1200万ドル(約14億4000万円)の予算を充てた。
一方、
ラオスの米国大使館の移転新築の総費用は1億4500万ドル(約175億円)である。(ナショナル ジオグラフィック日本版2015年8月号「ラオス 空爆の時代を超えて」より GLOBE編集部で要約)
3投稿者:引き手  投稿日:2015年12月08日(火) 08時04分32秒
日本も除去支援 処理済はまだ1パーセント

握り拳ほどの大きさの金属球はずしりと重い。
爆発で飛び散る破片が人を傷つけるという。

ラオスの不発弾処理を支援するNPO法人「日本地雷処理を支援する会(JMAS)」の東京事務所で、
ボール爆弾の残骸の数々を見せてもらった。
数十種類の異なる型がある。
「いかに効率よく人を殺傷するかを考えて、
 これだけの種類が作られた。
 空恐ろしくなります」とJMAS事務局長の関広明は話す。
いまも年間40〜50人が不発弾によって死傷している。

JMASは、
カンボジアの地雷処理ボランティアのため、
自衛隊OBらによって2001年に結成された。
ラオスでの活動は06年から(だ:[引き手])。
不発弾や地雷処理の専門家だった元自衛官2人と総務担当1人が常駐し、
現地の作業員とともに爆弾処理を進めている。

政府の途上国援助(ODA)や寄付金で、
年間1億円ほどの経費をまかなう。
JMASの支援の下で処理された爆弾はこれまで(で:[引き手])計7万5000個(だ:[引き手])。
安全を確認した土地は29平方キロメートルになる。

とはいえ、
他国の事業を含めたこれまでの不発弾処理数は、
推定される不発弾全体の1パーセント程度にすぎない。
関は(言わく、:[引き手])
「何十年もの時間が必要な取り組みだ」(うんぬん:[引き手])と話す。(小山謙太郎)
(『朝日新聞グローブ』2015年8月2日号から引用)
4投稿者:引き手  投稿日:2015年12月08日(火) 08時05分57秒
罪無き人を殺し続ける不発弾の処理にもっと力を!

かつてアメリカ合州国がラオスにばらまいたクラスター爆弾によって、
罪の無い多くの人人が今だに殺され続けている。
にもかかわらずアメリカ合州国は、
そのラオスにおける大使館の新築のためには1億4500万ドル(およそ175億円)もの金を費やしておきながら、
身(み)ずからがばらまいた不発弾の除去のためには1200万ドル(およそ14億4000万円)しか出さないのだという。
新しい大使館を建てるための費(つい)えなどはたとえもっと抑えてでも、
かつて身(み)ずからがばらまいた不発弾をラオスからきちんと除き去るために、
アメリカ合州国はすべからく力を注ぐべきだ。

アメリカ合州国によるベトナム侵略戦争にかつて加担したわが国にも、
その中で米軍によってばらまかれたラオスの不発弾の処理にしっかりと貢献していく責任が有るはずだ。
自衛隊の元隊員たちによって作り設けられた「日本地雷処理を支援する会」がそうした取り組みを現地で地に足を着けて行なっているという事は、
わが国にとっての誇りでもあり、
かつ救いでもある。
5投稿者:あおうか  投稿日:2015年12月12日(土) 03時28分08秒
あおうか
6投稿者:広場人  投稿日:2016年03月05日(土) 21時04分40秒
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