Web 開発者の皆さんには、フルスクリーン API や CSS 3D Transform のサポート、新しい開発者 ツールの提供などを行っています。ユーザの皆さんには、ご利用のアドオンの互換性確認が行われる まで待つことなく更新していただけるよう、アドオン互換性の判断をより柔軟に改善しました。また、 通常版とは別に、Firefox を一括導入される法人向けに 延長サポート版 を提供します。
Web 開発者の皆さんは、後方互換性に関わる修正のまとめ をご確認いただき、必要に応じて対応を 行ってください。特に、今回からバージョン番号が 2 桁になるため、ブラウザ判別を行っている場 合はそのコードに問題がないかどうか、この機会に確認されることをお勧めします。
そんな威勢のいい掛け声で、年内にもMozillaが開発を進める新しいモバイルOS「Open Web Devices」のプラットフォームにてスマートフォンが発売されるみたいですよ。 なんでもOS全体がHTML5ベースで構築されていて、これまでにMozillaがFirefoxの開発で培った技術資産を結集する魅惑のオープンソースな新モバイルプラットフォームとして普及させていく目標が打ち出されているんだとか。
すでに先月開催されたMobile World Congress(MWC)においては、これから実際にOpen Web Devicesを採用したデバイスの発売を目指すパートナーとして、 スペインのTelefonica Digitalの名前なども正式に明らかにされ、Qualcommのチップセットを使って、新モデルが欧州から年内リリースされる予定が明らかにされていますよ。 オープンなモバイルOSの強みを活かし、iPhoneの10分の1以下の値段で発売できる格安スマートフォンの実現に期待が高まっていますね...
ちなみにOpen Web Devicesは、Mozillaが昨年より進めてきた、LinuxベースのスマートフォンOSを開発する「Boot to Gecko」プロジェクトから誕生し、 ブラウザー開発からプラットフォーム開発へと守備範囲を広げていく動きが本格化している感じです。 グーグルも「Chrome OS」に力を入れてきてますし、こういう分野で今後は競争が激化していったりもするんでしょうかね〜