- 4投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2024年10月28日(月) 23時30分13秒
- 確かに！ちょっと訂正してお話を作り直します。
「キキと危険な水たまり」
むかしむかし、森に「キキ」という好奇心旺盛なキツネが住んでいました。
キキはおしゃべりが大好きで、森の仲間たちにいつも新しい話を届けるのが得意でした。
ある日、森の賢者であるフクロウの王様がキキを呼びました。フクロウは真剣な表情でこう言いました。
「キキ、森の中央にある大きな水たまりに毒が混じってしまった。
誰も水たまりに近づかないよう、みんなにしっかり伝えておくのだよ。もしも触れたり飲んだりしたら大変なことになるからね。」
キキは血相を変えて、真剣なまなざしで王様の話をしっかり聞いてうなずき、すぐに森の仲間たちを集めました。
たくさんの動物たちが集まると、キキは声を張り上げてこう言いました。
「みんな、集まってくれてありがとう！ええと、王様が何か言ってた！じゃあ、解散！」
それだけを伝えられた動物たちは、「なんか王様が言ってたらしいけど、特に注意することはないんだな」と思い
いつも通り水たまりの近くで遊んだり、水を飲んだりしていました。
キキが肝心な部分を省略してしまったために、動物たちは毒の入った水たまりが危険であることを全く知らなかったのです。
やがて、その水を飲んだ動物たちは次々に倒れ、苦しみ始めました。
動物たちは「王様が何か言ってた」という話を信じていたけど、具体的な警告がなかったために、誰も危険を察知できず、次々と命を落としてしまいました。
後悔したキキは、森の静けさと失われた仲間たちの姿を見て、深く悲しみ自分がちゃんと伝えなかったことを後悔しました。
でも、もう誰も戻ってくることはありませんでした。
このお話が教えてくれるのは
「伝える内容を選ぶことで他人に誤解を与え、大きな危険を引き起こすことがある」ということです。
キキは王様から「水たまりが危険で、近づいてはいけない」という重要な部分を聞いていましたが
それを省略して「王様が何か言ってた」とだけ伝えました。
そのために、動物たちは安全だと思い込んでしまい、大変なことになってしまったのです。
現実世界でも、テレビや新聞のニュースはすべての事実を知っていても、選択的に一部だけを伝えることがあります。
例えば、特定の場面だけを強調したり、背景や理由を省いたりすることで、視聴者や読者に誤解を与えることがあるんや。
だからこそ、ニュースを見るときには「ほんまに全ての事実が伝えられているんか？」と考え、他の情報源や別の視点もチェックすることが大切です。
キキのように一部の情報だけを話すことで周りにどんな影響が出るかを、しっかり考えることが必要なんやな。
画像：2410282308050004.jpg -(174 KB)