- 416投稿者:四十路童貞 投稿日:2023年02月04日(土) 20時56分50秒
- 不滅のあなたへコミックス最新刊まで読んだ。
現世編が迷走かというと自分にはそのように感じられなかった。
仲間1人1人の出会いと別れが描かれたレンリル編までの方が分かりやすく丁寧で
現世編での仲間の描かれ方は悪く言えば雑。それでも作品にとって無くてはならない大事なパーツであるのは変わりない。
作品の主眼が、「フシ」「人間」「ノッカー」それぞれの関わり合いになっているのは悪くないように思う。
ミズハの母親に入ったノッカーは傷つけられた夫の姿に狼狽しつつ「愛している」と言い、娘の亡骸に自ら朽ち果てるまで寄り添うことを決めた。
フシが生まれ変わったら友達になろうといったのは来世編への伏線かなと。
来世編ではきっとノッカーが浸透しきっており、人間はより理性的かつシステマチックな生き方をするようになっているのだと思う。
そんな中で、苦しみや痛みなど負の部分も抱えて生きるのが人間であると捉える、フシとその仲間たちが、どういう生き方を選んでいくのか
人間やノッカーとどう関わっていくのか読んでみたい。
あと作者が女性だと知って驚いた。