カロビーの(元)ひきこもりのみんなはこれを読んでどう思うか
1投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2019年08月30日(金) 18時49分54秒
https://twitter.com/yuyan_mtg/status/1007194124498288640

スマブラの話で必ず思い出すのが、小学生の時に不登校だったT君。
小2から不登校になって一度も学校に来ず、俺は顔すら見たことなかった
のだけど、小4の時に「プリントを渡しに行ってくれ」って先生から頼まれて、
たまたま俺が行ったら、お母さんが出てきて、その時スマブラの音が
聞こえた。

「お、スマブラだー」って呟いたらお母さんが「あ。知ってるの?遊んで
く?」と聞かれて、俺が快諾すると、お母さんが嬉しそうにT君に話しに行く。
10分ぐらいして家に上がる許可が出て、靴を脱いで中へ。初対面のT君にコント
ローラーを渡されて、ろくに会話もしないままゲームスタート。
「アイテムなし、ストック3で良い?」奇しくもT君が提案したルールは、
いつも俺が友達と遊んでるものと同じだった。
そしてキャラ選択。
俺が選んだのはカービィ。色ももちろん青に変更した。大してT君は…
プリン!?
当時、罰ゲームでなければ誰も使っていなかったキャラだった。

「場所は?」「ハイラルで」俺のお気に入りのステージ。
そして始まる俺とT君の戦い。
結果はT君の圧勝。一度も機を減らすことすらできず、それどころか58%ぐらいしかダメージを蓄積できずに、俺は敗北した。
こんなにボコボコにされたのは初めてだった。
「もう1回!」
俺がそう言うと、T君は頷いた。
2投稿者:つづき  投稿日:2019年08月30日(金) 18時51分52秒

結局、3時間は遊んでいた。一度も勝てなかったどころか、一機すら削ることができなかった。
19時前になり、お母さんがT君を食事に呼ぶ。
「食べてく?」と聞かれたが、断った。今日は家でちらし寿司だから、給食もほどほどにしろと親父に言われていたのだ。
だが、こう言った。
「また来ます」

次の日、学校でT君の家でスマブラをしたことをクラスで話しまくった。「3時間で一回も吹っ飛ばせなかった。しかも使用キャラはプリン」
その言葉にクラスの友達は興味津々だった。
早速その日の放課後、6人でT君の家に行った。
お母さんは少し驚いていたが、6人を迎え入れてくれた。

俺以外の一人ずつがT君に挑戦する。まずは藤原君。使用キャラはネス。結果はもちろん、T君の圧勝だった。
「もう1回やらせて!」藤原君が言う。だが2回目の結果も、0-3。
ここで全員に火がついた。「俺家からコントローラー持ってくる」吉田君がそう言って、家から出た。

戦いを見ているのが、みんな我慢できなかったのだ。早くT君と遊びたかったのだ。
間も無くして、吉田君がコントローラーを2つ持ってきて、4人対戦ができる状態になった。
その間、菅原君があっという間に2回負けていた。
吉田君が「チーム戦をやろう!」と言って、T君俺vs吉田君近藤君の戦いに。

チーム戦でも、T君は凄まじい強さだった。俺なんていてもいなくても同じ。二人ともT君を倒すのに夢中で、実際俺は相手にされていなかった。結局二人を同時に相手しても、T君は1ストックも減らすことはなかった。
そこからは、1:2の戦いが続く。
だが3時間で、誰もT君の機を減らすことはできなかった。
3投稿者:つづき  投稿日:2019年08月30日(金) 18時52分34秒

この日も、ゲームの終わりはT君のお母さんの一言。「そろそろご飯よ。みんなも食べてく?」だった。全員が頷いた。
良いカレーの匂いに誘われたからではない。みんな、T君に興味があったのだ。
「こんなたくさんでご飯食べないから、狭くてごめんね」と言われたが、気にならなかった。それよりも。

「なんでそんな上手いの!?」「あれどうやってやんの?吹っ飛ばすやつ」
みんなそれぞれ、聞きたいことが山ほどあったのだ。

結局、ご飯の後にも1時間ほどゲームをやって、家に着いたのは21時だった。親父にしこたま怒られた。

翌日から、T君はプリン師匠と呼ばれるようになった。

それから、放課後はプリン師匠の家に行くのが決まりになっていた。毎日遊びに行ってもT君のお母さんは笑顔で迎え入れてくれた。

T君に聞いた方法で、攻撃を避ける。攻撃するタイミングをしっかりと見極め、無駄な隙を与えない。ジャンプの大きさも考える。

そして数日後、ようやくその時は訪れた。

ついに、T君から一機奪うことに成功したのだ。誰が奪ったかは正直覚えていない。その瞬間、俺はゲーム画面よりも、脳裏に焼き付いた映像があったからだ。
T君が、その時初めて悔しそうな表情をした。それが嬉しかったのだ。

結局、T君の家には毎日通っていた。ある日が来るまで。

その日の朝、いつものように俺は「プリン師匠の家、今日誰が行く?」なんて話をしていた。
4投稿者:おわり  投稿日:2019年08月30日(金) 18時52分57秒

朝礼の時に、先生が言った。
「今日から、T君が登校を再開します」
そう言うと、T君が扉を開け、教室に入ってきた。
家で見るT君より少し小さく見えた。だが、それは紛れもなくT君、いやプリン師匠だった。

「あ!プリン師匠!」
「師匠!」
俺たちがそう言うと、師匠は少し笑った。

T君が学校に来たことで、他のクラスのスマブラ勢の家にもT君を連れていけるようにもなった。
だが、結局T君よりスマブラが強い人は、一人も学年にいなかった。

T君は卒業する頃には、学年で有名人だった。
5投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2019年08月30日(金) 18時59分08秒
今北産業(´・ω・`)
6投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛アホー  投稿日:2019年08月30日(金) 19時00分51秒
全部読んでほしいのだけどなぁ・・。
7投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2019年08月30日(金) 19時01分27秒
スポブラの小学生がプリンプリンでたまたまをお母さんが何たらまで読んだ
8投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2019年08月30日(金) 22時15分21秒
まあ、カロビーのおませなみんなは
またツイッターの三文小説かよって目で見てると思いますが


あげ
9投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛アホー  投稿日:2019年08月30日(金) 22時55分15秒
要するにまとめると「ひきこもりのT君はゲームが上手かった」って話だな?
10投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2019年08月30日(金) 23時07分38秒
この子はゲームがうまかったから外界と繋がるきっかけがつかめたけど
それすらない人はどうなってしまうのだろうな
11投稿者:DTI利用者  投稿日:2019年08月31日(土) 07時23分25秒
きっかけなんかなんぼでもあるがね。
ないと思ってる人はそれに気が付かないアンテナが狭い人や
チャンスが見えてるのに掴もうとしない人。
迎え入れたこの子とその母の器量があってこその話ですよ。
12投稿者:変質者  投稿日:2019年08月31日(土) 09時06分06秒
ゲームやるためにいちいち友達の家に集まる文化って
スマブラ世代でもまだ残ってたの?
そのあたりがファミコン世代のおじさんの創作に見える

公園の小学生の生態とか観察してると、DSが出たあたりで、一緒にゲームしたいなら
ケータイゲーム機を持ち寄って外で遊ぶという方向にシフトしたように見える
今友達と一緒にゲームするんなら多分通信だよね
20年くらい据え置き機触ってないからわかんないけど
13投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛アホー  投稿日:2019年08月31日(土) 11時01分30秒
都市部近郊とか多様性がある分そういうのが割と残ってたりしたのかも
野球だかサッカーだかの少年団が練習帰りか集団で銭湯にやってきたり
セミを虫かごに入れてたのかジージーうるさい子もこないだ見たし
14投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2019年09月01日(日) 19時25分57秒
だーめだ
今心が弱り切ってるから1-4まで読んだだけでもう鼻から涙がドバドバ出てきていぎでぎだい
15投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛アホー  投稿日:2019年09月01日(日) 19時33分25秒
ぎでぎだい?
16投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2019年09月01日(日) 19時33分38秒
息できないか
17投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー  投稿日:2019年09月01日(日) 19時39分14秒
いぎだいっ!(ドンッ!)
18投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛アホー  投稿日:2019年09月01日(日) 21時57分44秒
この話の泣けるポイントは不登校ひきこもりというネガティブな内容なのに登場人物に一人も嫌な奴が出てこないという事
でもそうかと言って感動的なセリフや不自然にベタついた友情も出てこない
みんな等身大で素のいいヤツばかりだから妙に涙をそそられる
まさにやさしみあめぞうの再来
19投稿者: 投稿日:2019年09月01日(日) 22時02分39秒
ちょっとスレタイがミスリードかと思ったんですが
この話って実は「ひきこもりの社会復帰」がテーマじゃなくて
「ゲームのすばらしさ」がテーマなんですね。
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