- 346投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛アホー 投稿日:2014年07月22日(火) 11時05分00秒
- 欧州汚すディーゼル車 NO2、濃度悪化 CO2、削減目指し「皮肉な結果」
中国での環境破壊に対する懸念が高まる一方で、欧州先進諸国の大気汚染も深刻なレベルに達していることが明らかとなった。
とりわけ英ロンドンの汚染状況は域内で最悪。大気中の有害物質の濃度はすでに北京を上回る水準だ。
こうした“不都合な真実”の背景には、二酸化炭素(CO2)の排出量を抑える目的で普及を進めてきたディーゼル車の存在がある。
◆北京超えるロンドン
コペンハーゲンに拠点を置く欧州環境機関(EEA)が2012年に実施した調査によると、ロンドン中心部のメリルボーン・ロードにある計測装置が示す大気汚染物質、二酸化窒素(NO2)の濃度は
1立方メートル当たり94マイクログラムと、欧州各都市の1513カ所中で最も高かった。
これに対し、中国環境保護省が発表した13年の北京のNO2濃度は同56マイクログラム。
欧州連合(EU)が基準として定めるNO2濃度の上限は同40マイクログラムだが、12年のロンドンではこれを超えた計測地点が7カ所に上っている。
汚染が深刻なのはロンドンの空気に限らない。
上述のメリルボーン・ロードに次いで12年のNO2濃度が高かった2カ所はいずれも独シュトゥットガルトだった。
このほかベルリン、パリ、ブリュッセル、マドリード、ローマ、アテネといった都市でもEUの基準を超えるNO2が検出されている。
EEAで大気の質向上に関するプログラムを統括するアルベルト・ゴンサレス・オルティス氏は「欧州におけるNO2濃度の上昇は、交通量の多い大都市すべてに共通する問題だ。
多くの場合、ディーゼル車の増加が汚染の悪化に拍車をかけている」と指摘する。
これは極めて皮肉な結果といえる。
というのも軽油を燃料とするディーゼル車の普及は、ガソリン車よりCO2排出量が少ないとの理由から地球温暖化の抑制を掲げるEUが積極的に進めてきた政策だからだ。
以下ソース
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140529/mcb1405290500010-n1.htm