- 25投稿者:俺は変質者だけどな 投稿日:2010年05月31日(月) 20時20分13秒
- 万葉の時代にね、額田王が大海人皇子宛てた歌
ですよ。
「茜指す紫野行き標野行き 野守は見ずや君が袖振る」
意味は
「狩場の標縄を張った、紫草の生える野原を歩いて行く愛しい方。
私に袖を振ったりなどなさるなんて、野の番人が見るではありませんか。」
これに対して大海人皇子からの返句。
「紫の匂へる妹を憎くあらば 人妻ゆゑに我恋ひめやも」
「紫草の匂うように美しいあなた あなたが憎いのであれば、すでに人妻であるのに なんで私が恋するものか? ああ〜、あなたが欲しい。」
要するに不倫の歌ですよ。万葉集の恋の歌もなかなか素敵だろ?