米US-CERTやSANS Internet Storm Centerによると、原因はMcAfeeが米国時間の4月21日に配信した「5958 DAT」ファイルにある。これがWindowsシステムファイルの「svchost.exe」をウイルスと誤認識して隔離/削除してしまう。主にWindows XP SP3が影響を受け、再起動を繰り返したり、ネットワークにアクセスできなくなるなどの障害が出ているという。Windows XP SP3以外のWindowsでも、特定の設定の場合に影響を受けるもよう。
同社のFlashデベロッパーリレーション主任プロダクトマネジャー、マイク・チェンバース氏は4月20日、自身のブログでこの意向を明らかにした。その理由として、Appleが先日iPhone OS SDKの利用規約に加えた変更を挙げている。この変更により、変換・互換のためのレイヤーやツールを使ったアプリは禁じられるため、FlashアプリをiPhoneアプリに変換するAdobeの「Flash CS5」や、「Unity」「Titanium」「MonoTouch」などのツールが使えなくなる。