報告された脆弱性は、DirectX(DirectShow)でQuickTimeファイルを処理する際の不具合により、 ユーザーが特別に細工されたQuickTimeファイルを開いた場合に、任意のコードが実行される危険があるというもの。 影響を受ける環境は、Windows XP/2000およびWindows Server 2003上のDirect X 9.0/8.1/7.0。 Windows VistaおよびWindows Server 2008は影響を受けない。
G Data Softwareは11日、アップローダーサービス「rapidshare.com」において、 ウイルスを含むファイルが大量にアップロードされているとして注意喚起した。 5月第4週からの10日間で、1クリックで大容量ファイルがダウンロードできる「RapidShare.com」などの ホスティングサービスサイト経由でウイルスに感染する事例が急増していることを発見したという。
ウイルス感染に至る経緯としては、同好者の集まりやすいサイトやフォーラム、SNSなどにリンクを張り、 ウイルスを含むファイルをRapidShare.comなどからダウンロードさせる仕組み。 ウイルスの種類は、バックドアやダウンローダーのほか、ネットワーク上のパケットをモニタリングする スニッファーなど多岐にわたるという。これらのウイルスを含むファイルは、無料ツールで作成されていたとしている。 G Dataでは、「ホスティングサービスを行っているURLそのものは、もちろん違法なサービスではない」と説明。 このことから、セキュリティソフトのURLフィルタリング機能などではブラックリストとして登録されていないという。