- 1投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー 投稿日:2008年09月13日(土) 09時00分34秒
- 1990年の調査では9%であったプライマリー・ケア医師になる予定で卒業する医学生はわずか2%となり、米国医療制度のバックボーンを形成する医師不足の懸念が生じている。JAMA掲載の調査によると、多くの医学生が多額の借金を抱えているため、収入の多い分野を選択している。事務作業が多く慢性疾患の増加で仕事を家まで持ち込む必要があることが、若い医師が寄りつかない要因になっている。15万ドルの借金を抱えるある放射線科レジデントは「保険会社と戦いたくない」と言う。「それなりの生活をするには、多数の患者を素早く診なければならない」必要があり、重労働である。
昨年の平均年収は、家庭医では186,000ドルで最低で、レジデントの充足率は42%だったが、整形外科医は436,000ドルで、充足率は94%だった。一方でメディカルスクールにはますます高額な費用がかかるようになり、平均的な卒業生は14万ドルの借金を抱えており、その額は昨年より8%増加した。
別の要因:メディケアの料金支払いシステムでは、簡単な処置よりも診療所受診に対する支払いが少なく、このことが米国のプライマリケア・システムの崩壊の危機におちいれていると米国医学会が報告している。
別の研究で、外国の医学校卒業生がこのギャップを埋めているとしている。2002年から2007年にかけて、小児科、内科、家庭医学のトレーニングを受けた米国の医師は約2,600人減少し、同時期に外国人医師が約3,300人増加した。それでも、人口増加と高齢化で、十分ではない。
米国の教育病院は医師の訓練のために政府から年間100億ドルの資金を受けているが、「何の責任も負っていない」。
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優秀な医学生がめざす分野/米国医学生事情
http://kurie.at.webry.info/200803/article_32.html
プライマリ・ケア崩壊へ/米国医療
http://kurie.at.webry.info/200706/article_49.html
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Fewer US Med Students Choosing Primary Care
Saddled with debt, fewer American medical students are choosing careers in primary care
By CARLA K. JOHNSON Associated Press Writer
CHICAGO September 10, 2008 (AP)
The Associated Press
http://abcnews.go.com/Health/wireStory?id=5767299