- 1投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月18日(月) 20時36分56秒
- 過失か、通常の医療行為か 医療界に影響必至
http://koerarenaikabe.livedoor.biz/archives/51248097.html
手術時の判断をめぐり、執刀医の刑事責任が問われたこの事件は、逮捕・起
訴が多くの医療関係者の反発を招いたほか、第三者の立場で医療死亡事故を
究明する“医療版事故調”設置の議論を加速させる要因にもなった。
370 ID:2MpQD5WD0
家族が看護師なんだが、
昨日も産科が閉鎖になった街から1時間以上かけて急患の妊婦さんが運ばれて
きたって。
運ばれてきた時点で胎児は死んでたみたいだけどね。
近くの病院に運ばれたからって助かった保証はないけど、助かる可能性はあった。
ちなみに辞めた産科の先生は
「自分が辞めれば助からない人が出るのはわかってる、
でも、自分の家族を犯罪者の家族にはできない」って言ってたらしい。
「自分の身に降りかかった不幸の真実が知りたい」って言って起こした裁判
のせいで,関係ない人が別の不幸を突きつけられるって皮肉だな〜と思いなが
ら話を聞いてました。
社会的にはただの胎児仮死だから、事件でもないしニュースにもならない。
でも、ひとひとりの命は確実に失われた。
統計的にも、特に医療崩壊が進行してる東北地方の県では
右肩下がりだった周産期死亡率が上昇に転じてるところもある。
今、日本中でこういうことが起こってるって
医療関係じゃない人はどれくらい知ってるんですかね？
- 2投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月18日(月) 20時46分05秒
- 産科医の数が激減していること
地域の出産体制にまで影響を及ぼしていること
周産期医療がとても難しい問題をはらんでいること（ほんのさっきまで順調な母子でも急変はありえるとか）
それを一般人は理解していないので母子とももしくは片方が死亡した場合取り敢えず医師の責任と思いこむこと
これくらいしか知らないですね
付け加えるなら産科を廃業する人が多いので、残された人は過労死するくらい働いてることかな
- 3投稿者：てく 投稿日：2008年08月18日(月) 21時42分45秒
- なんか最近のこの国って極端ですよね・・
- 4投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月18日(月) 21時53分29秒
- そして日本医師会が医師の減収をおそれて医師の数を増やすことに反対していたことだよな
- 5投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月18日(月) 21時53分40秒
- 奈良の件ではもともと裁判するつもりがないのを毎日新聞が煽ってやらせたって。
マスコミの責任もあるんじゃないの？
- 6投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月18日(月) 21時55分59秒
- 男で産婆さんやりたい人ってかなりいるんじゃないかな
童貞でも知識と技術さえしっかりしてれば開業できるような法改正が必要じゃないかな
- 7投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月18日(月) 21時56分47秒
- 裁判所が公正迅速に判断してれば問題はなかったはず
- 8投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月19日(火) 07時26分50秒
- 起訴はともかく逮捕はおかしな事だと思った
バカな国になったもんだよ
- 9投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月19日(火) 07時52分43秒
- つか起訴が合理的なら証拠隠滅のアレで逮捕ってのもありうるんｼﾞｬﾏｲｶ
- 10投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月19日(火) 14時52分52秒
- 「確たる証拠もなく起訴した検察に大きな疑問を感じる」
被告主任弁護人 平岩 敬一氏に聞く
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t020/200808/507534.html
日経メディカルオンライン 2008.8.18――事件直後に福島県がまとめた報告書は、加藤医師の過失を認める内容となっていますが。平岩 この報告書は、加藤医師が起訴される発端になったといえます。確かに報告書は、検察が起訴理由に挙げたのと同じ過失に触れています。これを見て、警察・検察側は犯罪が成立するのは間違いないと考え、捜査に乗り出したと思われます。ところが、検察は裁判の最後までこの報告書を証拠請求しなかった。捜査の端緒となったものであるにもかかわらずです。過失がなければ患者の遺族への賠償保険の支払いが認められないので、県立大野病院の運営者である福島県が過失を認める内容を報告書に意図的に盛り込んだ経緯を、警察・検察側は捜査の途中で気付いたのだと思います。そこで、検察が頼ったのが、加藤医師の供述だったのではないでしょうか。
加藤医師は事故発生から1年以上もたった時点で逮捕されていますが、これは非常におかしなことです。それまでに警察はカルテをすべて押収し、主だった関係者の取り調べもしている。その上で、加藤医師を逮捕する必要があったとは思えません。本人の身柄を拘束し、供述調書を得るために逮捕したとしか考えられません。実際、逮捕されるとは思っていなかった加藤医師には不本意な調書となっています。
- 11投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月20日(水) 06時05分22秒
- 大野病院事件 ８月２０日に判決
コメント（私見）：今回の症例は子宮後壁の癒着胎盤とのことですから、帝王切開の既往とも関係ありませんし、癒着胎盤と手術前に
診断することも予測することも不可能だったと考えられます。
極めてまれで予測不能な難治疾患と遭遇して、救命を目的に必死の思いで正当な医療行為を実施しても、結果的にその患者さんを
救命できなかった場合に、今回のように極悪非道の殺人犯と全く同じ扱いで逮捕・起訴されるようでは、危なくて誰もリスクを伴う医療には
従事できなくなってしまいます。また、県の医療事故調査委員会の報告書は県の意向に沿って作成されたもので、佐藤教授が県に訂正を求めたが、「こう書かないと賠償金は出ない」との理由で却下されたとのことです。
そもそも、正当な医療行為に対して、｢医療過誤があったということにして賠償金を出させよう｣という考え方が根本的におかしいし、
そのために一人の医師の人生がめちゃくちゃにされ、日本の産科医療全体を崩壊の方向に加速させたこの事件の意味するところは非常に重大です。
http://tyama7.blog.ocn.ne.jp/obgyn/
- 12投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月20日(水) 06時10分49秒
- >>9
証人もいてカルテもあって証拠隠滅なんて無理でしょ
しかも逃亡の恐れなんて無い人物であることは明らかだし
- 13投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月20日(水) 07時02分04秒
- カルテの改ざんってよく聞くじゃん
- 14投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月20日(水) 12時10分56秒
- 無罪
4年前、福島県立大野病院で行われた帝王切開手術をめぐり、無理な処置で女性を死亡させたとして業務上過失致死などの罪に問われた産婦人科の医師に対し、福島地方裁判所は無罪の判決を言い渡しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/t10013599661000.html
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20080820
- 15投稿者：デブオタにいさん。 投稿日：2008年08月20日(水) 12時42分46秒
- 子供ニュースでわかりやすく解説してくれるかしら
- 16投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月20日(水) 13時49分28秒
- とりあえず、真っ当な判決が出たようで、安心しました。おそらく、全
国の産婦人科医、だけでなく全国の医師たちがほっと胸をなでおろして
いるのではないかと私は思います。
しかし、ここまでの道のりは長かった。この間に、日本の産婦人科負っ
た傷は大きいです。私は今大学病院におりますが、4月以降一緒に仕事を
した20名弱の前期臨床研修医、誰一人として産婦人科希望の人はいませ
ん。おせじにも、「産婦人科を考えてます」なんて言ってくれやしな
い。また、関連病院でも、分娩を停止、制限したところ、そしてそれを
真剣に検討しているところが増えています。こんな惨状の引き金となっ
たのがこの事件でしょう。たとえ、検察側が控訴せず、このままたとえ
無罪が確定したとしても、産婦人科に対する悪評は消えません。
ましてや、検察側が控訴し、上告し・・・となれば。。。
「無罪」でよかった。
でも、時間が戻るわけではないのです。
この先も、しばらくは産婦人科医療の荒廃は続くのだと思います。
http://ameblo.jp/y-gami/day-20080820.html
- 17投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月20日(水) 21時42分20秒
- http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/files/st20080820.mp3
- 18投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月21日(木) 07時52分45秒
- 真実を明らかにするというのは＝有罪という意味なのかと遺族コメントを見て思った。
- 19投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月21日(木) 08時04分12秒
- 落とし前っつうか憎む対象が欲しいんじゃない？
憎むべき責任者が欲しい・・・じゃないと立っていられないんだ
って、セカチューで三浦友和が言ってた
- 20投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月21日(木) 15時02分49秒
- http://www.yabelab.net/blog/2008/08/20-100016.php#c178586
もし、加藤医師が癒着した胎盤を剥離する努力を途中で止めてすぐに子宮摘出に切り替えていたら、お母さんは
二度と出産はできなくなり、この判断のため医療過誤で民事訴訟、もしくは業務上過失致傷で刑事告訴されて
いたことでしょう。子宮摘出をしても死亡するリスクはあり、子宮機能は100%傷害されます。子宮温存をすれば死亡
するリスクはありますが、子宮機能は温存されます。死亡リスクを比較する手段はありません。バックアップする医師も
なく、術中に患者家族に状況を説明できる職員もなく、どうして途中で剥離を止めたのかを証言できる専門家も
いない状態で、手元が狂ったら大出血になるかもしれない手術から眼が離せない状況下で、どっちに転んでも告訴
される究極の選択を迫られ「子宮を温存する」という選択をしたのです。手術中出血はありませんでしたが、術後
出血が生じ、結果として妊婦は死亡しました。警察はこれを犯罪者として逮捕したばかりでなく、自分の子供を
自らの手で取り上げることができないように、加藤医師の子供が生まれるその日を意図的にねらって逮捕拘留したと
言われています。
「結果論で逮捕した」などという甘いものではありません。意図的かつ露骨な人権侵害であり、きわめて悪質な法の
不当適用および職務権限の乱用です。なくなられた方のご遺族の悲しみはいかほどかと思いますが、遺族側の感情を
報道し、明らかな官権乱用について全く触れていないマスコミの報道姿勢は「偏向報道」の域を大きく逸脱し、
「報道による間接的な殺人」「官権の犬的報道」と呼んでしかるべき犯罪行為です。
警察、検察、マスコミ、官庁、および市民団体が一団となって加藤医師を袋叩きにした結果、同じような状況下で
毎日働いている医師たちは「これでは仕事ができない」と判断し、抗議の声を上げるか、現場を立ち去るかしました。
しかし、マスコミをはじめとする多くの団体および個人はこれを「医師のモラルの低下・欠如」「医師のかばい合い」と
評し、さらなる「間接的殺人」を行いました。
以上が専門用語の羅列ではない、素人にもわかりやすい、本事件の概要です。
- 21投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月21日(木) 15時55分28秒
- 市民団体もあったんですか
- 22投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月21日(木) 18時54分57秒
- 責任者がいないと何で死ぬのか理由がわからなくて
無駄死にのような気がしてくる。
「私はナゼ死ぬの？」っていうのは亜紀も言ってたけど
それはその家族も同様に直面する問題なのであーる。
- 23投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月21日(木) 20時54分01秒
- 「日本のお産を守る会」声明
http://nihon-no-osan.com/
〜 福島県立大野病院事件の公判判決を受けて 〜
K医師ならびに全国の多数の支持者、産科のみならずハイリスク症例に遭遇する医療現場で働く多くの医師にとって、今回の無罪判決は妥当であり、裁判官の公正な判断を高く評価します。福島県検察当局はこの判決を真摯に受け止め、善意の医療行為に対して不毛な刑事訴訟を進めたことについて猛省していただきたい。今後も敢えて控訴してさらに医療現場の混乱を加速させるようなことがないよう、その良識を期待します
亡くなられた患者様ならびにご遺族の方々には心より哀悼の意を表します。しかし不幸な結果に至ったとはいえ、懸命に救命にあたった担当医師を処罰することが医療事故の予防や医療水準の向上には決して寄与しないことを私たちは強く訴えるものです。私たち医師はこのように困難な症例に対して詳細なレビューを行い、それに基づいてその的確な診断法と最良の治療法を追求していく責務があります。その目的を達成する上で刑事訴訟は百害あって一利ないことを重ねて強調したいと思います。
２００８年８月２０日 日本のお産を守る会
- 24投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月22日(金) 05時03分21秒
子宮全摘してたら助かってた？
http://blog.m3.com/akagamablog/20080821/2
akagama / 2008.08.21
マスゴミの迷セリフ。
「脳CTとってたら助かってた!」
新作は、
「子宮とってたら助かってた！」
語源は：
＊みのが「この医師が、ムリに（胎盤を）はがして出血多量になるということを知っていたか、いなかったかですよ。ボクがお父さんだったら、ムリにはがさず、子宮ごと摘出して命を助けてくれと言いたくなる」と吠えた。
あとからだったら、何でもいえる。
みの！おまえはだまってろ。
いじょ
- 25投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月27日(水) 06時36分33秒
- 今日、里帰りのF県のｋ察官が奥さんと一緒に来院しました。要は「血液製剤使用許諾書」に対するイチャモンだったのですが、その内容には、お産、手術の際、大出血した際、どのような血液製剤を使用するか、また、ご本人さんが全身 麻酔で確認がとれない時は、ご家族にできるだけ
説明した上で、使用してもよいか、私としては極めてまともな「血液製剤使用許諾書」のつもりですが(もちろん、使用した場合には、患者さんに何時、どのような理由で、どの製剤(ロット番号も記入)し、後で「絶対なくさないように」と言い、渡しておりました。
それが何故今、書かなければならないのか、文章の意味が判らないというのです。かなり興奮しておりましたので、多くの外来患者さんを待たせながらも説明しましたが、 今度は私が言っている意味が判らないという始末。このようなクレーマーには、こちらが逆切れしてしまうと駄目なので、納得いかなければ、他の病院を紹介しますよといったところ、「ここでいいんだ!!」とのこと???。
興奮状態が収まったところで、「サインして頂けますか?、例えば宗教的な問題で、サインしない方もおりますが、それはそれで結構です。それであれば、こちらもそれなりの対応します」と言ったところ、結局は、サインしてもらいましたが、その際、「ご主人さん、仕事は何」と聞いたところ、「F県の警察官だ、悪人を刑務所に入れるのが俺の仕事だ !!」と自慢げに言っておりました。
そこで私が「大野事件はF県ｋ、失敗したよねぇ〜。」小声で言ったところ、表情が変わり、黙ってしまい、私が他の電話対応にしていたところ、スタッフに「大野事件の情報は、ここの先生は知ってんの?」聞い
たそうで、スタッフも唖然。その後、黙って帰って行ってしまいました。
「銭はきっちり払うからな」だと。
その興奮状態は、まるでｋ事の取り調べを受けているような感じ。
さすがF県のｋ察官。国語の読解力全くなし、言葉の理解力なし。
F県のｋ察官採用試験おかしいんじゃないのかなと実感させられました。
私も余程、F県ｋにメールでもしようかとも思いましたが、下っ端の教育があれじゃ、メールしても無駄と判断し止めましたが・・・・。
K医師も、こういうｋ察官を相手に、よくぞ戦われました。
- 26投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月28日(木) 06時48分24秒
- ＜大野病院事件＞検察、控訴断念へ最終調整
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080828-00000015-mai-soci
終了
- 27投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ｱﾎｰ 投稿日：2008年08月30日(土) 08時13分39秒
- カン
助産婦さんからコールが来ますた。「いま、破水で入院してきた人が性の羊水なのでちょっと診てください。」モニターは？って聞いたら気なんだってさ。夜中で眠かったからモニターが元気ならおしるしじないのー？とか思いながら病棟に向かいますた。で、診察してみたらやっぱ羊水が赤い。真っ赤。でも赤ちゃん元気。急いでエコーしてみても胎盤は大丈夫そう…。しかし、こりゃ、おかしい。どこがおかしいのかヘボ医者のおいらには説明できませんが何かがおかしいんだわ。検査データはあと数時間しないと出ないし…。常勤医に電話して「なにがおかしいのかわからないけどやっぱおかしい…」みたいな説明にならない説明をしますた。いまは赤ちゃんもお母さんも元気だけど朝までそのまま置いとくのは怖いと話したら常勤の先生も来てくれたよ。で、常勤の先生もやっぱり「あれ、変だね？」つって。エコーではなんにも映らないんだけどさ。何かが起こっている。とりあえず母体搬送先を探そうと…。当然、見つからないわけよ。搬送先。だって、夜中だししかも現時点では状態安定している上に「なんとなく変なんです。」みたいな素人的な説明しかできないからね。ここで一発「早剥の疑いありです！」とか言っちゃってたら受け入れてくれてたんだろうけどさ。そこまでの確信が持てないわけ。そんくらい微妙だった。幸いというかホント無症状なんだよ。羊水が赤い以外は。でも、これがもし俺たちが考えている病気だったらあと数時間で状態が激ヤバになる可能性があるわけ。そのときに搬送できても状態はわるくなっちゃうだろうな…。でさ、検査もなにもできないのにここでカイザーすることになったよ。俺はもう帰りたかったけどさ。どこかで聞いたような話の展開になってきちゃった…。こんなに早く自分の番がまわってきちゃうとは思ってなかったよ。とほほ。もうその頃にはさ妊婦さんと旦那さんには全部正直に話してたの。「ちょっと確信はないけどこわい病気の可能性がある。子宮口まだ塞がってるし俺ら的には手術のほうがいいと思う」みたいなことをね。若いカップルは一生懸命話を聞いてくれて赤ちゃんのためならってことでカイザーに同意してくれたわけ。で、彼らの両親もかけつけてくれていよいよオペ出すって時になって親族の一人が「帝王切開なんか本当にする必要があるのですか？」っていうからさ振り出しに戻っちゃったのね。こっちはさ可能性は低くても最悪の事態を想定しているから「子宮摘出」だとか「母体の状況の悪化」とかいろいろシビアなことも話さざるをえない。親族的にはやっぱあんまり納得感はないよね…。そのとき若い旦那さんが「もういいから、、やってもらおうよ。」って言ってくれたの。で、親族たちもシブシブなっとくしてくれて…。そしてさらにその若い旦那が俺に向かってこういったの。「バミューダ先生も手術に入ってくれるんですか？」！！わかる？ありえへーんよ。しんじ、られなーい。「くれるんですか？」だよ！敬語。ふつう、こんな下っ端の医者に言ってくれる言葉じゃないかね。（あ、おやじっぽくなってきたんかな…。）俺自慢じゃないがいままで「え？先生も手術に入るんですか？」と言われたことはあったが（いや、ないよ。ジョークだけどさ）こんなスウィートな言葉をかけられたことなし！完全にノッてきちゃったよ。おれ。夜中だったけど。「ご心配なく、必ず助け出して見せます。」ってドラマの竹内豊 ふうな気分になっちまった。で軽く眉間にシワ寄せちゃってさ手洗いしてオペ台の横に立って「これから緊急帝王切開を行います！」とか宣言してみたよ。俺は見てるだけのくせに。実はやるのは俺じゃないんだな。非常勤だから端っこでお手伝いするだけなんだってば。そして…勇ましい気分だったのはここまで…。子宮をあけたら血の塊がごっそり出てきちゃった。急激に心細くなるおいらたち…。さっきまで赤ちゃんは元気だったけど一瞬「あ、こりゃ泣かないだろうな。」と思うほどの出血だった。逆にこっちが泣きそうになったよ。常勤の先生が手術を続けて、俺が赤ちゃんの救命をすることになるのか…。と思いながら、赤ちゃんを取り出してみたら一瞬間があったけど泣き始めたの！最高の気分だよ？金メダル取ったときの気分だな。とったことないけど。泣いたぁ！とか思って。患者さんもその泣き声で感動して涙ぐんでたし、おいらたちも、もらひ泣きしそうになった。出血もおさまったからさ。お母さんも大丈夫。ホントグッドタイミングだったね。DICも大丈夫そうだし。手術終わってさ、家族のところにのこのこついて行ったわけ。そしたらさ、すごく感謝してくれたんだよ。旦那が。ここでクエスチョンです。なんて言ってくれたと思う？おれ、今回、一番おいしいところいただいちゃいますた。最初に異常に気がついたのは助産婦さんだし手術したのは常勤医だし。おれ、みてただけー。ジャスッ、ルッキン！おいらの役割は常勤医が来るまでのあいだジャックバウワーみたく家族との交渉にあたっていただけなのよ。カンしかないというところがちょっと医者として情けないのでもうちょっと勉強しますです。はい。それにしても胎盤…ざっと１０％くらい剥離してた。剥がれてても非定型的な症状しかないんだねぇ。必ずしも教科書的なことだけではわからないんだねぇ。これから文献みつけてみます。
クエスチョンの答えです。
手術が終わった僕らに旦那さんがくれた感謝の言葉とは？
答え
「ありがとうございます。」シンプルな言葉がグッとくるわけよ。
- 28投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月30日(土) 08時17分35秒
- 2008年8月29日 16時41分
共同通信
大野病院事件、地検が控訴断念 産科医の無罪確定へ
福島県大熊町の県立大野病院で０４年、帝王切開で出産した女性が手術中に死亡した事件で、業務上過失致死などの罪に問われた産婦人科医加藤克彦医師（４０）を無罪とした福島地裁判決について、福島地検は２９日、控訴断念を決めた。無罪が確定する。医療界の猛反発を招いた異例の事件は１審で終結することになった。福島地検の村上満男次席検事は「裁判所の判断を覆すのは困難と判断した」と説明。
http://www.excite.co.jp/News/society/20080829/Kyodo_OT_CO2008082901000449.html
- 29投稿者：ヾ(ﾟдﾟ)ﾉ゛ﾊﾞｶｰ 投稿日：2008年08月30日(土) 13時48分13秒
- http://www.asahi.com/national/update/0829/TKY200808290220.html
福島県立大野病院で帝王切開手術を受けた女性（当時２９）が死亡した医療事故で、業務上過失致死と医師法違反の罪に問われた執刀医を無罪とした福島地裁判決について、福島地検は２９日、「控訴しない」と発表した。これにより執刀医で同病院の産婦人科医、加藤克彦医師（４０）＝休職中＝の無罪が確定する。控訴断念の理由について同地検の村上満男次席検事は、判決を覆すために必要な証人や鑑定といった「新たな証拠を出すことは不可能」と説明。加藤医師を逮捕・勾留（こうりゅう）したことについては「当時の判断としては、鑑定医の話や医学書の記載に基づいたもので、間違いはなかった」と話した。 （以下略）
【片岡康夫検事の責任は？】「なんであんなものを起訴したんだ」…大野病院事件で検察首脳
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1219908732/
責任は？】検察惨敗の大野病院事件、陣頭指揮とった片岡康夫検事は現在千葉地検交通部長
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1219906079/
2 ：名無しさん＠九周年：2008/08/30(土) 02:13:54 ID:9UUxcn7r0
間違いないなら控訴しろ
5 ：名無しさん＠九周年：2008/08/30(土) 02:20:40 ID:IsUK1IVW0
何を居直ってやがるんだ！
盗人猛々しい！
間違いないなら堂々と控訴して戦えばいいだけの話！
検察は卑怯だ！
責任者を徹底糾弾していこう！
11 ：名無しさん＠九周年 ：2008/08/30(土) 02:29:37 ID:YJesd4oU0
控訴するのならいざ知らず
控訴せずに負けを認めるくせに
医師を逮捕、勾留して地域の産科医療を崩壊させた
責任は取らないという事だろうな。
マスコミも無責任、検事も無責任
そんな中で奴隷以下の状況でマンパワー不足を
承知の上で孤軍奮闘する産婦人科医。
患者にとっての最後の砦は自分であると覚悟の上で。
ま、アホタレマスコミと三流検事とは覚悟が違うんだよ
控訴できないのなら切腹するか首でも吊って
命で判決に抗議してみろよ、甘ちゃんマスコミと検事、そして遺族。