- 14投稿者:牛丼 投稿日:2008年05月28日(水) 22時58分15秒
ファンタジーが、SFが、なんで事細かに舞台設定を定義するのか。
なんでエヴァンゲリオンには読者を煙に巻くようなワケワカラン専門用語がバンバン出てくるのか。
なんで甲殻機動隊にはあんなに小さい文字でゴチャゴチャ書き連ねてあるのか。
その世界観に触れているうちに、
「あぁ、コレなら俺も空を飛べそうだ」
そう思えなかったらダメでしょう。
なんで触手が要るかって、フツーの人間のカラダの形状と柔軟性じゃ、1VS1ですら、極めて体位が限られるンですよ。
その上2人同時にマトモに転がそうと思ったら、恐らくは視覚と触覚が2セット必要ナンです。
トークにしても、他人相手に盛り上がるには、共通体験、通じる何かがなくちゃいけない。
通じた上で、相手のキャラに応じたツボを1つ1つ突いて行かなきゃいけない。
ソレが2人、3人、増えていくに従って、ドンドンハードル上がってく。
恐らく5人10人になった時点で、1VS1のノウハウは、全く役に立たない。
纏めてヤツらを魅せるしかない。教祖様にでもなるか。どんな方向性で?ナニをもって?
そういうのがリアリティ。
ファンタジーだから、リアルでなくていいワケじゃない。
非科学的だろうとなんだろうと、最低限「あぁ、コレなら俺も飛べるわ」って思えなくちゃいけない。
そういう部分がアマい作品を「子供だまし」って言うンです。