- 1投稿者:逆切れ先生 投稿日:2008年01月28日(月) 16時47分47秒 ID:AY4tNYDC
- 人間はモノを得る時に「高価なものだ」と言われると本当にありがたがって楽しむものだが、
それを科学的裏付けをとろうと実験したランジェル博士という科学者がアメリカにいる。
5ドルから90ドルの間のワインを5本(実際には3本)用意したと協力者に伝え、試飲してもらった。
その際に必ずワインの価格を言うようにした。
高いワインを飲んでいる時には、喜びの経験を記録する脳の部分が活性化し、安いワインの時にはその部分の活動が半減以上したという。
5本と言いながら3本しかないため、当然同じワインを2度飲むことになる。
同じワインでも違う値段を言われるとやはり脳の動きは変わったそうな。
ワイン同好会の連中にも同じ実験を行ったところ、まったく同じ結果が得られたという。
なぜこのような結果になるのか?
ランジェル博士は2つの仮説を立てた。
1つは、人間は生き残りと再生産のために他人の意見を取り入れることがあり、
価格というものを社会における信頼できる知恵だととらえ、高いもの=より安全かつ生殖能力を維持し高める可能性が高い、と理解する。
一つの客観的判断基準なわけだ。
もう一つの仮説は、みせびらかしによって、地位と権力を見せつけ、交尾のチャンスを高めるために高価なものへの反応が高まるそうな。
常識ではわかりきったことだし、今更感もある上に、仮説への筋道がわからんが、
常識的なことを科学的に立証しようという姿勢は面白いと思った。
新聞記事の説明じゃこのくらいしか流れがわからんけどね。