- 1投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛ゴミー 投稿日:2021年03月26日(金) 18時18分58秒
- 穴掘って叫ぶべきか
- 151投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛ゴミー 投稿日:2021年04月23日(金) 13時23分25秒
- 身を切るような寒さの中、しばらく歩き続けていた。
歩きながら、本当にホテルに誘ってもいいのか考える。
もし、彼女が肉体関係を拒んでもそれはそれでいい
その時期がまだだという事なんだろう。
とあるホテルの前で立ち止まると
「ここで・・・いいですかね?」恐る恐る口に出した。
Mさんは、うつむき加減で頷いてくれた。
彼女からOKは出たわけだが。
- 152投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛ゴミー 投稿日:2021年04月23日(金) 13時34分26秒
- ホテルの中に僕が先になり早足で入る。
受付前に3、4組の若いカップルが居たのには面食らった。
受付スタッフに尋ねると
「ご利用頂くには一時間ほどお待ちいただかないといけませんが
どうされます?場合によってはもうすこし時間かかかるかも」
という返事だった。
Mさんと顔を見合わせ、どうしましょうか、と小声で話ていると
周囲のカップルが気になった。
- 153投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛ゴミー 投稿日:2021年04月23日(金) 13時42分49秒
- この場にいる人が全員、これからセックスするんだ。
そして僕とMさんもこれからセックスするように見られている。
なんとも言い難い感情が湧いてきて、その場に居ることを
恥ずかしく感じてしまった。
「だいぶ待つみたいですし、やめましょうか?」
「そうね、ちょっと・・・ね」
彼女が残念そうに呟く。
僕たちはふたたび寒風吹きすさぶ街を歩き初めた。
- 154投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛ゴミー 投稿日:2021年04月23日(金) 13時55分30秒
- 近隣のホテルを全て把握してるわけでは無かったので
文字通りあてもなくさまよう事になってしまった。
Mさんをだいぶ連れ回すことになってしまったのが申し訳なかった。
「もう、帰りましょうか?」
僕自身も今日はもう諦めて彼女を送ろうかと思った。
「え?帰るの?」
彼女は少し残念そうに言った。
ここからタクシーを拾える場所はどこが近いのだろう。
- 155投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛ゴミー 投稿日:2021年04月23日(金) 14時06分53秒
- あまり足を踏み入れたことのない場所を通り抜けようとすると
もう少しで大通りに出れると思われる場所に数件のホテルが。
これは、と思い立ち止まった時、それまで繋いでいた手を
彼女が強く握ってきたのは僕の思い過ごしだったのか。
そのうちの一軒のまえまでゆっくり歩き、入口の前で彼女を見る
「ここは?」「うん。」
彼女は安堵のような表情を浮かべていた。
いったいどれくらいの時間、この寒い中を歩き続けていたのだろう。
- 156投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛ゴミー 投稿日:2021年04月23日(金) 14時17分58秒
- 中に入ると、時間待ちしてるようなカップルは居なかった。
後で知ったことだが、さっきのホテルは有名な人気のホテルだったらしい。
受付窓口でキーを受け取るとエレベーターで上に。
「寒かったわ〜本当に凍えるかと想ったわ」
エレベーターの中で彼女が独り言のように言った。
「実は僕、足の先が痺れていて霜焼けになりそうなんです」
そう言ってるうちに部屋のある階についた。
- 157投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛ゴミー 投稿日:2021年04月23日(金) 14時29分47秒
- そして、薄暗い部屋に入る。
暖房が効いて一気に身体全体が解れるようだった。
「あったか〜い!生き返ったわ」
Mさんがはじけるような笑顔で言いながらバッグをテーブルの上に置いた。
ついに、Mさんとラブホテルに入ってしまった。
こんな日が来るとは思っていなかったんだ。
キス以上の行為はずっと「おあずけ」されてきたけど
今日はどこまですすめるのだろう。
- 158投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛ゴミー 投稿日:2022年07月05日(火) 06時55分44秒
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