霊界対談「鳥山明x藤子不二雄」  投稿
霊界対談「鳥山明x藤子不二雄」
1投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー 12/03(火) 00時55分46秒
藤子不二雄(以下、F)
「さて鳥山君、ようやく会えたねぇ。今日はドラゴンボールについて、じっくり話を聞きたいと思っているんだが
まずは手始めに、あれだ、牛魔王はどうなったんだい?」
鳥山明(以下、T)
「えっ、牛魔王ですか?いや、確かに最初は重要なキャラとして出したんですけど、物語が進むにつれて自然と出番が減っちゃいまして…。
まぁ、娘のチチが悟空と結婚して家族の一員になったので、それで良しっていう感じで…。」
F「ふむふむ、なるほどね。でもねぇ、牛魔王って出番が減ったにしては、あれだけインパクトのあるキャラだったのに
どうして突然フェードアウトさせたんだい?君、何か後ろめたいことでもあるんじゃないか?(じろり)」
T「い、いやいや、後ろめたいなんてそんな…!正直言うと、話のスピード感を優先した結果
家庭的なキャラを描く余裕がなくなったんですよ。
それに、あの時は「強い敵をどんどん出さないと!」ってプレッシャーもあって…。」
F「つまり、牛魔王は君にとって強い敵じゃなかったってことかね?」
T「(苦笑い)いや、牛魔王を敵として描いたのは初登場だけで、その後は完全に優しい父親キャラでしたから…。
強い敵っていう枠には、ちょっと入らないかなぁと。」
F「でもね、鳥山君。例えばね、オバケのQ太郎でも、スケルトン教授みたいに出番が減っても存在感を保つキャラはいるわけだよ。
それを考えると、牛魔王にももう少し活躍の場を与えられたんじゃないかと思うんだが、どう思う?」
T「それは…そうですね…。でも、当時は長編を描くのに必死で、そういう過去のキャラをどう活かすかを考える余裕が
あまりなかったんですよ…。本当に反省してます。(頭を掻きながら)」
F「反省するのはいいことだよ、鳥山君。でも、牛魔王のファンが聞いたら、やっぱり悲しいだろうね。
ちなみに、ここ霊界では牛魔王のファンが『死ぬ前に牛魔王の活躍が見たかった』と言ってるのを聞いたよ?」
T「えっ!?霊界に牛魔王ファンが居るんですか?」
F「さぁ、どうかな?それにしても、牛魔王を描かなかったことで、チチとの親子エピソードも少ないままだったよね。
どうして親子関係をもっと深掘りしなかったんだい?」
T「いや、ドラゴンボールはアクション主体なので、家族の絆とか掘り下げる余裕がなくて…。
当時は次回の締切までにどうするかで頭がいっぱいだったんですよ…。」

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