映画の話 投稿
- 449投稿者:三十路童貞 10/18(水) 00時14分29秒
- 最近公開されたものではないけど、目黒シネマで2本立てを観てきた。
ここはテーマを定めた2本立てが行われており、以前から気になっていた。
割引券やアンケートのペーパーが手作り感のあるものが渡されたり
ブランケットを手持ちで客に尋ねて回るなど、観客への邪魔をしない対応が
細やかで好ましいことが多く、小さな映画館として良いところが幾つも感じられた。
『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』 ★★★
アイルランドの長編アニメーション。人間の父親と妖精を母親に持つ幼い兄妹が
海に消えた母親の残した歌を鍵に、妖精世界を救いそして家族を取りもどす旅にでる物語。
絵の美しさは独特で、小さな子供から大人まで楽しむことが出来る。
朝一で観に行ったので日本語吹き替えだった。これが字幕だったらどんな印象を受けるのか少し気になる。
『夜明け告げるルーのうた』 ★★★☆
人魚の設定が「噛み付く事で眷属を増やすことができる」
「日光に弱く、日に当たると発火し最悪消滅する」と実に吸血鬼じみている。
そして「音楽好きでノリの良い音を聞くと人前に姿を現し、つい歌と踊りを披露してしまう」
しかし「基本的に言い伝えのみの存在で人前に姿を現すのは稀」という相反するようなものまで混ざり合うも
不思議と嫌悪感は湧かない。
キャラも含め、何もかもが良く動く映画でそのアニメーションだけで銭が取れる。
主人公である中学生カイくんの子供らしい、周囲に対する心の閉ざしが開放されるラストのカタルシスは見事。
人魚のルーとタコ婆の対決シーンは迫力と緊張感があり一見の価値あり。
見終わった後に思わずパンフレットを購入し、帰宅後に今日発売のブルーレイをポチリ
これから通販サイトでグッズを見繕うくらいに今自分の中で瞬間最大風速が吹いている。
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