【速報】今日の気になるニュース29 投稿
- 84投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛アホー 05/12(日) 11時13分14秒
- 海外からも注目される伊勢神宮(三重県伊勢市)の式年遷宮を機に、神道に関する言葉を英訳ではなく、日本語のまま定着させる動きがある。例えば、神宮は「Shrine(シュライン)」でなく「Jingu」、神も「God(ゴッド)」でなく「Kami」。英単語のイメージが神宮や神道を理解しにくくしている面もあり、Judo(柔道)やNinja(忍者)のように海外でも通用する日本語を目指す。
神社本庁(東京)と伊勢神宮が2年前から準備を進め、4月に発行した外国人向けの冊子「SOUL of JAPAN」(日本の魂)。目次には、Shikinen Sengu(式年遷宮)、Matsuri(祭り)といった神道用語が並ぶ。10月に迫った遷宮の取材をする際にも役立ててもらおうと、東京にある日本外国特派員協会や各国の大使館に配った。
伊勢神宮の英語名はこれまで「The Grand Shrine of Ise」などを使用。一般の神社とは別格という意味で頭に「グランド」をつけていたが、今後はそのまま「Ise Jingu」を使う。伊勢神宮の担当者は「Shinto(神道)は既に海外で浸透しつつある。神社や神道に関するほかの言葉も、本来の意味で理解できるよう積極的に発信する時期が来た」と話す。
英訳では意味にずれや誤解が生じる恐れもある。「Shrine」はもともと聖人の遺骨を祭る廟(びょう)や祭壇の意味で、「God」(神)も本来はキリスト教など一神教の神を指す言葉だ。外国人を案内する際、英単語の捉え方が人によって異なったり、神道には多くの神々がいることが伝わらなかったりすることがあった。
冊子は図解を交えて、神道では山や森にも神が宿り、その山や森が神社の起源であることなどを説明。欧米ではなじみの薄い神道の価値観を「Jingu」という言葉とともに世界へ発信する狙いもある。
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