カロビー医療関係者専用すれっど 投稿
- 17投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー 02/15(水) 08時43分55秒
- 新潟大学医学部教授の岡田正彦氏(65歳)は予防医学の第一人者で、現代医療の無駄の多さ、
過剰さに疑問を呈し、健康のために真に必要なものは何なのか、独自に調査・研究を進めてきた。
胸部エックス線検査でさえこれだけ有害なのですから、被曝量がその数十倍から
百数十倍もあるCTを使った検診が身体にどれだけ大きなダメージを与えるかは、火を見るより明らかです。
CTが原因でがんが発症するというデータは年々増えています。アメリカには、CTを繰り返し受けると、
がんが十数%増えるというデータもあるのです。ところが、日本では全く問題になりません。
それどころか、日本のCTの普及率は、2位以下を3倍も引き離す、ダントツの世界一なのです。
それでも、CTを使って数mmのがん腫瘍を早期に見つけることができれば、手遅れになる前に手術で切除して命を繋ぐことができる。
だからCTは素晴らしいものだと、多くの人は思ってしまうでしょう。でも、一概にそう言えるでしょうか。
手術となったら、肺にしろ、胃にしろ、肝臓にしろ、組織をごそっと取り去ります。
しかも、がんはリンパ管を通って転移するので、近くのリンパ節も全部取らなくてはいけない。
大変な肉体的ダメージを受け、免疫力が大幅に落ちます。手術後には何度もエックス線写真を撮りますし、
抗がん剤治療も必ず行われます。放射線療法をする可能性も高い。
なおかつ、人間の身体にとって最もハイリスクな寝たきり状態を強いられ何重もの責め苦を負うわけです。
これで健康でいられるわけがありません。
そうは言っても、やはりがんは悪いものなんだから除去すべきだという反論が必ず返ってきます。
しかし、「がん=悪性」というイメージは、もはや古い認識です。
動物実験で人工的にがんを発症させて、経過を調べたデータがあるのですが、
がんの大多数は大きくならず、身体に悪影響を与えないタイプのものでした。
近年、世界的な研究が行われ、人間の場合も生涯大きくならないがんが相当数あることが分かってきました。
そうしたがんは、へたにいじらない方がいい。それに、もしタチの悪いがんなら、早い時期に全身に転移するので、
早期発見した時には手遅れの場合が多く、予後はそれほど変わらないというのが私の考えです。
だとすると、検診で微細ながんを見つけ出し、激しい治療を施される不利益の方が、
放置しておくよりもむしろ大きいかもしれない。これ一つをとっても、がん検診の有効性には大きな疑問符がつくのです。
そのことを考えるのにもってこいの、前立腺がんに関するデータがあります。
死亡後、解剖によって初めて見つかる前立腺がんは非常に多いのですが、
彼らはがんを抱えたまま天寿を全うしたことになります。
もし彼らが前立腺がんの有無を調べるPSA検査を受けていたら、必ず手術になっていたでしょう。
その場合、果たして天寿を全うできたかどうか・・・。治療の弊害で早く亡くなっていたかもしれません。
同じことが、すべてのがんについて言えるのです。
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