【田川】カロビー出席簿【た】  投稿
84投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー 04/10(木) 17:25
B 映画館の「レディースデー」には、女性を支援するという社会的意義はまったくなく、たんに映画館が入場者を増やすために行っている営業戦略にすぎない。現代の日本社会では、娯楽や消費活動は女性たちがリードしており、旅行・観劇・ファッションに使うお金は女性のほうが多い。消費活動において新しいブームやファッションを発信しているのは主に女性たちであり、映画や小説にしても女性に支持された作品がヒット作になっている。一方、男性は日々仕事に追われ、平日に映画どころではないという人が多い。このことは、平日に映画館へ入ると観客のほとんどが女性であることからも明らかである。映画館の「レディースデー」は、多数派である女性客にアピールし、効果的に入場者数を増加させる目的で行われている。職場での昇進や待遇の男女格差とは逆に、娯楽や消費活動においては、むしろ女性のほうが主導権を持っており、マジョリティである。このような状況で、女性客のみ入場料金を割り引きする「レディースデー」は、「男は仕事・女は娯楽とショッピング」という男女の社会的通念の固定化をもたらすもので、好ましいものではない。また、マジョリティである女性客にのみ有利な料金設定をしているという点で差別的である。映画館のレディースデーは全国一斉的に行われており、社会的影響力も大きい。現在のように全国一斉的に割引サービスをするならば、水曜日は男女問わず誰もが1000円で映画を見られるようにするべきである。

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