【彼ったらスゴイの・・・】カロビー出席簿【か】 投稿
- 674投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛バカー 03/27(木) 13:06
- 演技性人格障害は、日常生活の中において役者の演技のような行動をし、その結果自分が注目の的とならなければ大きなストレスを受けるため、自己破壊的な行動や、或いは自己破壊的なまでに挑発的な性行動を取ったりする精神疾患である。
もともとヒトは、職業人として、家庭人として、友人として、或いは行きずりの他人としてのペルソナを場合によって被り分けるものである。だが本症に於いては、こうしたペルソナの使い分けができず、ある一つのペルソナにこだわる事によって社会生活に支障を来たす。
9割が女性であるが、これに対し反社会性人格障害では生涯罹患率がそれぞれの文化圏で本症と同程度であり、こちらは9割が男性であることから、同じ疾患が性差として現れた物であるという解釈もある。
演技性人格障害と関連する精神疾患にいわゆる病的虚言症がある。 自分を実際以上に見せるために、あらゆる妄想虚言を吐く、一群の病者である。有名人や権力者と知り合いであるかのように、会話中にはネーム・ドロッピングを行う。高い知性を伴えば、スタンドプレイの好きな、権力志向の人物と言う評価内に納まる事もあるが、多くは周囲との利害を調整できず、詐欺などの犯罪を犯すこともある。
又、生育暦及び家庭環境(過干渉・虐待)により、一概に本症単独罹患ばかりではなく、 境界性人格障害(境界性パーソナリティー障害)を併発している場合もありうる。 (その場合、本症単独罹患より、本症の病像は不明瞭となる)
境界性人格障害、DSM-IV-TRの診断基準の中で、 3項目以上、
特に、
1.捨てられ不安
2.理想化とこき下ろしに特徴づけられる不安定な対人関係
3.怒りの制御の困難
が、周囲から客観的に判断できる場合、 境界性人格障害の併発を疑う。
又、本症罹患している者の依存者による妄想虚言の解き明かしを行った場合、 症状が悪化する場合がある。
注意点として、周囲が間違った診断をし、本人に告知した場合、 (例、境界性人格障害、解離性同一性障害ないし解離性障害) 本症の特性で近似症例となる場合がある。それらの疾患のレッテルを貼られていると本人が感じ取った時、その患者としてのペルソナを被ってしまうからである
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