ツタヤ行ってくる
144投稿者:ヾ(゚д゚)ノ゛アホー  投稿日:2010年01月15日(金) 19時13分42秒
時計じかけのオレンジ


まあ面白いけどあくまでもそれは『フーン』て感じで『すっげー!!』ってものではない。
B級というかインディーズ的というか映画同好会的というかアマチュアな感じ。
良い意味でも悪い意味でも。
ただし、今から30年後に見てもやっぱり『フーン』って程度には面白いような気がする。
そういう意味で細く長く愛される映画だと思う。

一応設定は未来ってことになってるみたいで衣装や室内インテリアはそれっぽいものの
外の風景がまるで今のごく当たり前の風景だったりしていまいち徹底されてないのは
予算・技術の限界という不可抗力なのか、それとも一種のヘタウマ的な味を狙った
意図的な演出なのか。3Pのときのショートカットの子がかわゆい。

つかこの映画は一応社会派なのか?つまり
「人間は自由にさせておくと必ず悪い奴が出てきて他の人間の自由を阻害するが、
それを完全に防止しようとすると必然的に人間の自由そのものを奪うことになる」
的な人間の自由にまつわるパラドックスをテーマにしてるのだろうかやっぱり。
しかし同テーマは激しく手垢のついたネタなわけで、またそれに対する視点や
回答としても本作には特に真新しいものがあるわけではない。

そもそももえりんは社会的メッセージ性の強い映画・音楽・文学は嫌いである。
映画等はあくまでも娯楽であって、したがってまず面白く、あるいは美しく、
とにかく思わずワクワクドキドキして夢中になるようなものでなくてはならない。
社会的主張や思想を伝達するならばもっと他に相応しい媒体がある。
映画に社会的主張を組み込むのは料理に苦い薬を混ぜるようなもの。
食事のときはただ味覚を楽しめばいい。薬と一緒にする必要はなし。

というわけで、純粋にエンターテイメントと評価して、カロビ基準で76点。
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(゚Д゚) <
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